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お久しぶりです。ほぼ天然記念物と化していた きただです。
さむくなってきましたが皆様いかがおすごしでしょうか。今回、おなじみ「ギャラリーシャディ」にて企画展を開催する運びとなりました。この場を勝手にお借りして、そのコメントを記載します。期日と詳細はツイッターアカウントにて記しておりますので、そちらの方もよろしくお願いします。皆様のお越しをお待ちしています。宜しくお願いします。
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当初の展示タイトルは、[アイデアをすべて出してそして、、、終わり。]だった。DM のデザインも墨で殴り書きにしようと、、、。文字通り、今回で終わりにしようとしていたのだ。このワップという長い青春からの脱出、、、。
以前とある女性研究者から受けたインタビューのなかで私はこう答えていた。質疑-ワップ参加の経過について。「、、、やりたいことがまだまだいっぱいあり過ぎるんだよね。だから継続出来てるし、あえてそれを残して、次回のモチベーションにしている、、、」と。
短命であるのが宿命であるかのような「喪失感」を伴うアートプロジェクトの一傾向は、必ずしもイイコではない美術の純粋性が、露になるのを拒むからではないのか。また、それを拒むがあまり、 消極的になる作家が奏でる悲壮感の過剰演出ような暗い、汚いイメージの羅列は、良くも悪くも祭り上げられ、各々の独自性を画一化している感は、否めないだろう。私はそんなアートプロジェクトの現在にだいぶ前から辟易している。その為、この地では、比較的滑稽といえるような作品制作を継続してきた。ダークサイドの人間の宿命のような●つもり●で。わたらせ渓谷鐵道には何度も乗り、40km歩き(^_^;)))(^o^)、ビビり、若者に媚びたり、現地の物も頂いていっぱい食べた。敬語の勉強をし、演劇も、やっぱり鬼ごっこも愉しかったなあ。
以前、 WAP実行委員会で、福武財団の助成報告会/小豆島を訪れたことがあった。しかし私はひとり、帰りのフェリー乗り場にどうしても間に合わない状況に陥った。次の日は高速バスで新宿に居なければならないのに。そんなとき、暗がりの中、井戸端会議中の関西弁が聞こえてきた。わたしは何故かテンパってこう言ったのだ。「宇野港はどっち、、、ですか。」そのおばさま達はこう答えた。「あんたどこいくん?迎えがあるから乗せてってあげたるは。ほなあ」そして何と一分もしないうちに私の前に赤色の車が横つけされたのである。其れからの帰りの会話は、あまりよく覚えていないが、只、この地には芸術活動のために赴いたということだけで、すらすらと、テンポ良く応対していくお互いは、良くおぼえている。この地を呪うくらいに悲観的にさえなっていた自分が、なんだか KUMAさんのような芸術家に、笑福亭鶴瓶のようなタレントの様に思えた。そして船の旅。もう完璧である。
加藤さんとは、実在する同年代の人で、大変堅実な印象の男性です。その方は来春、第一子を授かるそうでその記念として、私にその子の似顔絵を依頼されました。「こんなアーテイストの端くれのような私に?、、、ですか」と畏れ、画題に困惑したのも束の間、この企画展示の依頼も飛び込んでしまった。
そこでの 私の判断は、ひとつしかなかった。両刀使いで、全てをさらけ出すこと。
今回で終わります。なにが? ってそれは秘密です。
北田アキシゲ-【 artist /performer 】