さて、5月頃より、WAP事務局はお引っ越しとなりまして、足尾:松原地区の『モトチクロ』へやってきました。
赤倉はアーティストが滞在したりなど、制作時をメインに使用することとなりますが、
『モトチクロ』では、地域のみなさんに開かれた場となるよう、月イチ映画上映会を行なっています。
こちら、6月に行なった第一回の様子。上映作品は「ドーベルマン」でした。
こちらは7月に行なった第2回。上映作品は「少年メリケンサック」。
ちなみに、主演の「宮崎あおい」からの宮崎つながりで、この後、深夜まで「宮崎駿」の「天空の城ラピュタ」を見たりも。
さて、なんでバルチック? どういう映画のセレクション?
ということなのですが、特に深い意味はありません。
あっても面倒だから割愛します。
いえいえ、映画のセレクトは、毎回、この会の主催者が違うのです。
バルチック映画会の命名の意味はさておき、この会自体がWAPのイベントでもありながら、
各回の主催者は地元の人や過去にWAPに参加したアーティスト、などなど、さまざまな立場の人が主催者として映画をセレクト、上映します。
主催したい人は、ぜひWAP事務局までご連絡ください!
…というわけで、この会ですが、本年度の内部的な企画書では『プラットフォーム事業』とカテゴライズしています。
そう、街の人、アーティスト、街の人だけどアート好きな人、アートはよくわからないけど一緒に何かやりたい人、そういう区分けにも入らないいろいろな人…立場が違うと、同じことを思ってても、一緒に話す機会ってなかなか、意外と少ないものなんです。
それと、いきなり何かを一緒にやりましょう、って思っても、まずは何をどうやら…って躊躇してしまうし、会議を設ければ、なかなか面白い発想がその場ではでにくいし…
…というようなわけで、お酒を飲んだりして、楽しく『同じ場を共有しましょう』という会なのです。
でも、ただの飲み会でも、楽しければ何でもアリ、ではありません。
だから、最低限のルールとして『映画でも見ながら』ということなんです。
今年(2013)のWAPは、昨年のようなわ鐵沿線一帯での展覧会…という大きなイベントは行なわないのですが、Gallery SHADDYや、このバルチック映画会など小さなイベントを定期的に、さまざま行なっていきます。
※展覧会としては桐生市をメインにしたものを行なう予定ですが…
さて、過ぎた話ですが、今年のヴェネツィア・ビエンナーレでも「協働」がひとつのキーワードになっていました。
何かを一緒にやる、何を一緒にやるの? それはどの段階から? いつまで一緒にやるの?
もちろん『どうして一緒にやるの?』ということも考えなければならないのですが。
でも、何をいまさら「協働」などと、と思ったりも。
けれど、この「協働」の定義自体がそもそもあやふやになのだと思います。
Give & Take とも違うしCollaborationとも違うだろうし。
「協働」が新しいステージに入ったことを表しているのかもしれません。
そんな難しい話は置いといて、とりあえず、始めてみましょうか。
「何を?」
「ええ、ですから『バルチック映画会』のことです」
それほど深いことは考えていません。
でも第1回も第2回も、実は意外な人がひょっこりと、普段はまったく接点の人たちが出会っていたりするんです。
そうした出会いがこれからどうなって行くのか。想像してみたら、ちょっと面白くなったりします。
バルチック映画会は主にFacebookなどで告知しています。
ブログでもお知らせしますので、ぜひ、ふらりとご来場ください。