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おつかレビュー:作品紹介-皆川俊平


自作を紹介するのも滑稽な話ですが、
今回、とても好評をいただいたので、作品画像をブログにも載せておきます。

上の画像は、2階客室(寝室)の作品:「蝕の間-瞑想室」
ピンホール現象を使ってますが、写真だとこんな風に撮れました。






 こちらは、浴室の作品。

 浴槽だけでなく浴室全体に水が張ってあります。
 裸足になれば、この水の中へ入って行けます。

 禊と沐浴の意。


 来場者の様子。

 いや、嘘。
 モデルは祥子と生ちゃんです。

 2階の客室では、こんな雰囲気の
 窓辺で朝食を食べられました。







内田邸は、その正式な所有が明らかでない状態で展示会場となったが、
「財閥」と揶揄される内田家の財力と、この邸宅の管理に関わった
わたらせ渓谷鐵道前社長M氏の親族の方々など、会期中に多くの関係者が訪れた。

林業と石材という、沢入の産業の典型によって財を成した内田家は、
この邸宅を建てたもののほとんど住むこともなく、別宅・別荘として、現在も所有している。
つまり、正確には「旧内田邸」ではなく、今でも「内田家-別邸」なのである。

上質な木材を使って建てられているので、非常に剛健な建物である。
けれど長年の管理者不在の状態や、川の真横、杉の大木に囲まれた立地から、
湿度によって徐々に腐食が進んでいる。

それを「土地によって侵食されている」と言い表し、
今回の作品は、それら侵食の様を「映す」ための鏡として制作した。

作品はどれも、光学的な現象や、水などの可変性のあるものを用いている。
それらは時には何も映さず、時として饒舌に変化して見せる。
建物の在り方と同様に、作品も周囲の変化を反映するようになっている。

そして、この作品は、
たった一夏の間で、事象を映し、揺らぎ、そして静謐なまま消えていった。

この作品と、内田邸での一夜を体験できた人は、本当に稀なのである。




minagawa
posted by 事務局 at 19:13 | 2009:AZUMA | comments(0) |
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WATARASE Art Project は 群馬県桐生市から栃木県日光市足尾町を繋ぐ「わたらせ渓谷鐵道」の沿線で、アーティスト主体で行なわれている現代美術(ART)とAIRのプロジェクトです。

『僕たち私たちは、敢えて空気を読みません』

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